お客様から報告されたケースを SAP のサポートが迅速に診断して解決できるように、リモートアクセスをセットアップすることをお勧めします。SAP の調査中にお客様が席にいていただく必要も、電話でお話しいただく必要もなくなります。これは、時間帯の異なる地域のケースに対応する場合に特に便利です。
お客様の会社と SAP の間にリモート接続をセットアップすることにより、ご選択いただいているサポートプログラムによってご利用いただけるサービス(EarlyWatch や継続的品質チェックなど)を活用することができます。SAP のリモート接続に関する詳細は、文書「Remote Connectivity Infrastructure document」をご参照ください。
SAProuter は、お客様のネットワークと SAP をリモート接続するためのソフトウェアアプリケーションです。このリモート接続を使用することにより、ケースのリモート調査を安全かつお客様に待機していただくことなく行うことができます。また、SAP サポートサービスを安全に提供することが可能になります。
GoToAssist は、SAP サポート担当者が画面共有やマウス/キーボード制御などのツールを使用して技術的な問題をオンラインで分析および解決するための、Web ベースのリモートサポート技術です。
IKEv2 移行
SAP のサービスおよびサポートのために Psec VPN 接続を利用しているお客様およびパートナーの皆様へ、SAP はインターネットキー交換バージョン2(IKEv2)移行プロジェクトを無事に完了したことをお知らせいたします。
SAP は、サービスおよびサポートバックボーンに接続されているお客様およびパートナーからの 1 万以上の IKEv1 ベースの接続を、ドイツ連邦情報セキュリティ庁(BSI)によって推奨される IKEv2 に移行しました。
現在、SNC を使用しない SAP とそのお客様およびパートナー間のすべてのサービスおよびサポートバックボーン接続は、インターネットプロトコルセキュリティ(IPsec)およびインターネットキー交換(IKEv2)の使用に関する BSI の最新の推奨事項に従っています。
SAP リモート接続チームは、この困難なプロジェクトに関与したすべてのお客様およびパートナーの連絡先に感謝の意を表します。
最新のクラウドベースのリモート接続インフラストラクチャは、顧客の異種混合ソリューションやハイブリッドソリューションにリモートでアクセスするための基盤となるものです。最新のクラウドベーステクノロジーにより、SAP Partner Business の新しいサービスポートフォリオ、サービスデータ、ビジネスモデルをサポートするために、将来のモジュラーアーキテクチャと柔軟性を保証します。詳細および登録は、こちらのリンクよりお願いします。
Partner Remote Connectivity Framework