カスタマーインサイトダッシュボード

カスタマーインサイトダッシュボードは、サポート契約やデプロイメントタイプを問わず、ご利用中のSAP ソリューションの概要をパーソナライズ可能なレポートで把握することができます。

このレポートツールでは、サポート関連データ、製品ポートフォリオ、リニューアル、サポート契約、システムランドスケープ、ケースなどの履歴を分析します。カスタマイズとフィルターの各オプションを使って、ニーズに応じたセルフサービスレポートを作成できます。

カスタマーインサイトダッシュボードは、SAP Enterprise Support レポートコックピットの機能を引き継ぎます。

最新情報は SAP Community ブログをご覧ください。

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カスタマーインサイトダッシュボードは、新しく開発されたSAP for Me上のレポートアプリケーションで、サポート契約やデプロイメントタイプを問わず、ご利用中のSAP ソリューション全体の概要をパーソナライズ可能なレポートで把握することができます。

このレポートツールでは、サポート関連データ、製品ポートフォリオ、リニューアル、サポート契約、システムランドスケープ、ケースなどの履歴を分析します。カスタマイズとフィルターの各オプションを使って、ニーズに応じたセルフサービスレポートを作成できます。

カスタマーインサイトダッシュボードは、SAP ONE Support Launchpad から SAP for Me への移行の一環として開発され、SAP Enterprise Support レポートコックピットの機能を引き継ぎます。

最新情報は SAP Community ブログをご覧ください。 

 

カスタマーインサイトダッシュボードへのアクセス方法

SAP for Me の カスタマーインサイトダッシュボードにアクセスするには、S ユーザーが 「Display Support Situation Reporting」 権限を持っている必要があります。この権限はスーパー管理者によって付与されます。担当のスーパー管理者を確認するには SAP for Me の [ユーザーおよび担当者] > [My 主要担当者]タブをご覧ください。

https://me.sap.com/userscontacts/impcont

「Display Support Situation Reporting」権限はすでにお客様のスーパー管理者に付与されており、そのスーパー管理者から各ユーザーにも付与できるようになります。

詳細および権限情報については、 サポート技術情報 (KBA) 3336856 をご覧ください。

リリースステータス

カスタマーインサイドダッシュボード - リリースロードマップ

2023 年 9 月以降に、カスタマインサイドダッシュボードの最初のリリースは本稼働しました。

2024 年の目標は、Enterprise Support Reporting Cockpit  (ESRC) のコンテンツをカスタマーインサイドダッシュボードで再開発することです。

拡張および改善されたコンテンツに基づきカスタマーインサイドダッシュボードの開発を継続します。

よくある質問 (FAQ)

カスタマーインサイトダッシュボードは SAP for Me の一部です。アクセスするには、まずホームページ (me.sap.com) にログインする必要があります。SAP for Me で[カスタマーインサイトダッシュボード]カードをクリックしてアプリケーションにアクセスします。このカードは[サービスおよびサポート] > [診断、レポート、および分析]にあります。または、直接リンク (me.sap.com/reporting) を使用することもできます。

SAP for Me にログオンするには、SAP ユーザー ID が必要です。SAP ユーザー ID のリクエスト方法については、こちらをご覧ください。SAP for Me の カスタマーインサイトダッシュボードにアクセスするには、SAP ユーザー ID に対する「Display Support Situation Reporting」権限の割り当てが必要です。これは管理者が行います。権限オブジェクトについて必要な情報はすべて、サポート技術情報 (KBA) 3336856 で確認できます。管理者が不明な場合は、SAP for Me の Access and Authorization ページをご覧ください。

カスタマーインサイトダッシュボードは SAP for Me の一部です。ユーザーにアクセス権を付与するには、その SAP ユーザー ID に 「Display Support Situation Reporting」権限オブジェクトを割り当てる必要があります。サポート技術情報 (KBA) 3336856 には、この権限オブジェクトについて必要な情報がすべて記載されています。

カスタマーインサイトダッシュボードには、パーソナライズされたお客様のサポート状況が表示されます。購入した製品、システムランドスケープ、クラウドライセンス、クラウドの使用状況、ケース、サービスに関する最新のステータスを確認できます。このパーソナライズ機能を使って、どのデータを表示するかを選択できます。トップメニューにある各種フィルターを選択し、データを表示する製品、インストレーション、システムを指定してください。

カスタマーインサイトダッシュボードのリリースは段階的に行われます。リリースされたコンテンツやリリース予定のコンテンツについては、上記の「リリースステータス」セクションをご確認ください。

この YouTube セッションでは、SAP ユーザグループへのカスタマーインサイトダッシュボード紹介セッションを視聴いただけます。

カスタマーインサイトダッシュボードの「Display Support Reporting」権限オブジェクトは、インストレーションレベルで付与され、そのインストレーションに属する全データに適用されます。検索しているデータが権限のない別のインストレーションに属している場合、そのデータは表示されません。

分析レポートとSAP for Me のダッシュボードでは、異なる値が表示される場合があります。「ケース」の例で考えられる理由を以下に挙げます。

  1. 分析レポートには過去のデータが表示されるのに対し、SAP for Me のダッシュボードにはリアルタイムのデータが表示されます。レポートのデータは同じソースシステムから収集されますが、まず分析システムに送信され、データの準備が整ってからレポートシステムに送信されます。レポートツールでデータの表示がリクエストされるのはこの時点になります。このデータは 24 時間ごとに更新されます。
  2. SAP のダッシュボードとカスタマーレポートでは権限が異なります。また、目的も異なることが多くあります。レポートの権限は、単一のアカウント、単一のインストレーション、または企業全体に対して付与できます。ダッシュボードでは、ユーザーロールに特別な権限が設定されている場合があります。例えば、レポートツールではアカウント全体のケースを表示する権限が設定されていても、SAP for Me のケースダッシュボードで表示できるのは自分のケースのみであり、必要に応じてケースを作成できる、といった場合です。
  3. レポートで表示できるのは 24 カ月分のデータですが、ダッシュボードは目的によってさらに古いデータも表示できます。つまり、レポートでケースを見た場合、表示されるのは過去 24 カ月に作成されたケースのみです。ダッシュボードでは、まだ処理中のケースや最近クローズされたケースもあれば、さらに古いケースも表示されることがあります。
  4. データ表示のために選択されたパラメータが異なる場合があるため、データに差異が生じる可能性があります。レポートの場合、SAP に送信されていないドラフトケースはすべて削除されます。ケースダッシュボードの場合、ドラフトも表示され、再利用や削除が可能です。

フィードバックの送信

カスタマーインサイトダッシュボードで右側のフィードバックのタブをクリックします。満足度に応じて、星の数(1 = 全く満足できない、5 = 非常に満足)を選択したり、機能を提案したり、ケースを登録できます。

問題の報告

カスタマーインサイトダッシュボードの問題を報告するには、SAP for Me のサービスおよびサポートダッシュボード ([SAP for Me] > [Sサービスおよびサポート] > [サポートを利用する]タイル) の [サポートを利用する]アプリケーションに移動し、XX-SER-FORME コンポーネントを使用します。または、以下の URL を使用して、このコンポーネントをあらかじめ選択した状態でアプリケーションを起動します。

https://me.sap.com/getsupport?comp_name=XX-SER-FORME.

SAP for Me のダッシュボードの目的は、特定のトピックに関するリアルタイムのトランザクション情報を詳細レベルで迅速に提供することです。包括的で最新の情報が含まれているため、ダッシュボードで非常に長いテーブルが表示される場合があります。

カスタマーインサイトダッシュボードは、SAP for Me 内のさまざまな領域のさまざまなサポート関連データを 1 つに統合するクロスアプリケーションです。情報を細かく多角的に分析する機能を備えているので、ユーザはさまざまなデータを関連付けて、必要に応じてフィルタを適用することができます。たとえば、レポートダッシュボードでは、デプロイメントモデルフィルタを使用してパブリッククラウド固有のすべてのデータを表示したり、ソリューション領域を選択して特定の製品のシステム、ケース、およびサポートエンタイトルメントに関連するデータを表示したりすることができます。また、ケースをプレミアムエンゲージメントに関連付けることで、さまざまな契約の処理時間を表示するなど、データを相互に関連付けることもできます。

SAP for Me ダッシュボードではリアルタイムデータが表形式で表示されますが、データを操作するための分析機能は多少制限されています。カスタマーインサイトダッシュボードでは、幅広い分析機能およびデータの可視化を提供しますが、データはリアルタイムではありません。データによっては、24 時間から 7 日間の更新スケジュールがあります。

そのため、ユーザが特定のトピックに関する最新情報をすばやく調べたい場合や、何らかのアクション (例えば、ケースの変更、サービス依頼の登録など) を実行する場合は、ダッシュボードをご利用ください。過去のデータを分析したり、データを視覚化したり、データを関連付けたりしたい場合は、カスタマーインサイトレポートをご利用ください。

Display Support Situation Reporting」権限は、インストレーション、カスタマー、Customer Center of Expertise (Customer COE) レベルに割り当てることができます。インストレーションに依存しないデータを表示するには、カスタマーレベルで割り当てられた権限ロールが必要です。この権限がなければ表示されません。

例えば、「Purchased Solutions」 エリアおよび対応するサマリータイルには、インストレーションに依存しないデータが表示されます。このデータを表示するには、S ユーザーがカスタマレベルまたは Customer COE レベルの「Display Support Situation Reporting」権限を持っている必要があります。インストレーションで割り当てられた権限では不十分です。

現在、すべての最新のブラウザがサポートされています。Firefox は現在サポートされていません。ブラウザサポートの拡張は、2024 年第 2 四半期に予定されています。