継続的品質チェックおよび改善サービス

SAP の継続的品質チェック(Continuous Quality check [CQC])および改善サービスは、SAP のサポートコンサルタントによってお客様に提供されます。お客様のシステムやソリューションの実際のデータに基づいて、SAP エキスパートが分析を行います。分析に使用するためのより詳細な情報をご提供いただく場合があります。サービスの終了時には、エグゼクティブサマリー、分析結果、リスクを軽減させ継続的に改善するための詳細なアクションプランを記載したサービスレポートをお送りします。

CQC サービスを依頼する方法

  • リモートサービスは、SAP for Me の「サポートを利用する」アプリケーションから依頼することができます。(SAP KBA 1296527)
    依頼は、[製品] 継続的品質チェックおよび改善サービスを選択し、[製品機能] で以下のいずれかを選択します。
    • クラウドソリューションのサービス依頼
    • オンプレミスソリューションのサービス依頼
  • リクエストを送信するためにサポートが必要な場合は、ローカルの SAP ヘルプデスク(CIC)にお問い合わせいただけます。

 

継続的品質チェック

CQC for Business Process Improvement は、ビジネスプロセス改善ツール設定の支援や、お客様のコアビジネスプロセスでの活用方法を説明することにより、SAP ECC または SAP S/4HANA  ソリューションでのビジネスプロセスの改善をサポートします。

CQC for Business Process Performance Optimization は、ビジネスプロセスのパフォーマンスを分析して最適化します。

詳細については、以下の情報シートを参照してください。

RISE with SAP契約をお持ちの場合、クリーンコア評価のための継続的な品質チェックは、クリーンコアに到達するための次のステップを評価するのに役立ちます。

Data Volume Management は、データ回避、データ集計、データ削除、およびデータアーカイブのオプションを考慮および統合する全体的なアプローチに従い、将来のデータ増加を管理および削減し、既存のデータベースサイズを削減する方法を定義するデータボリューム管理方針を設定および監視するのに役立ちます。

詳細については、以下の情報シートをご覧ください。

  • Data Volume Management (DVM)
     (非 HANA DB システムおよび BW on HANA カスタマのみで利用可能)
  • DVM Potential Evaluation
     (SAP S/4HANA、SAP S/4HANA Cloud, private edition、および SAP Suite on HANA (EHP6+) のカスタマのみで利用可能)
  • DVM Expert Analysis
    (現在、潜在的評価サービスの結果を基に、SAP S/4HANA、SAP S/4HANA Cloud, private edition、SAP Suite on HANA (EHP6+)、および SAP BW/4HANA のお客様のみで利用可能)

CQC for Deployment Readiness は、お客様の主要なクラウドソリューションの設定を分析します。このサービスでは、お客様のクラウドソリューションの潜在的なリスクを検証し、SAP のベストプラクティスに準拠した推奨事項を提供します。このサービスは、お客様の本稼働前に適用するのが最適ですが、場合によっては本稼働後にも提供することができます。

詳細については、以下の情報シート(英語)をご覧ください。

CQC for SAP EarlyWatch Check は、お客様の SAP ソリューション、オペレーティングシステム、およびデータベースの各コンポーネントを分析し、パフォーマンスの最適化方法を特定して、お客様の総所有コストを最小限に抑えます。

詳細については、以下の情報シートをご覧ください。

CQC for Financial Data Quality は、さまざまなデータ整合性の問題を認識して解決するのに役立ちます。

CQC for Going-Live Support は、本稼働開始という重要な段階にあるお客様の企業を、標準化された方法でサポートします。

詳細については、以下の情報シートをご覧ください。

CQC for Implementation では、SAP のベストプラクティスに基づいて、SAP システムの安定性、パフォーマンス、および最適化の可能性が分析されます。

詳細については、以下の情報シートをご覧ください。

CQC for Interface Management は、Intelligent Enterprise の主要プロセス内の SAP S/4HANA とクラウドコンポーネント間の主要インタフェースの潜在的なリスクの評価に重点を置いています。

CQC SAP OS/DB Migration Check は、SAP システムをあるオペレーティングシステムから別のオペレーティングシステム、またはあるデータベース製品から別のデータベース製品に移行する場合に実施します。

CQC for Private Cloud Go-Live は、RISE with SAP S/4HANA Cloud Private Edition の円滑な本稼動開始と技術的に堅牢な運用をガイドします。

CQC for Process Adoption は、SAP S/4HANA Cloud Public Edition ソリューションの使用状況をレビューし、ビジネスプロセスの改善や新しいビジネスプロセスの導入をサポートします。

CQC for SAP SuccessFactors Onboarding Transition は、SAP SuccessFactors Onboarding 1.0 から SAP SuccessFactors Onboarding への移行プロセスの包括的な評価を提供することを目的としています。

注記: このサービスは、SAP SuccessFactors Onboarding 1.0 の非推奨化(2026年上半期リリース予定*)までの一時的なサービスです。

CQC for SAP Security Optimization は、お客様の SAP ソリューションのセキュリティをチェックすることを目的としています。このサービスでは、詳細なセキュリティ分析と、その結果としての設定および権限に関する推奨事項で構成されます。

CQC for Technical Conversion Optimization は、ダウンタイムの重大な発生要因を特定し、最適化の可能性を示すことで、SAP S/4HANA の技術的ダウンタイムを最小限に抑えられるよう支援します。

CQC for Transformation Assessment は、構想フェーズの終了から本稼働まで、プロジェクトを順調に進めるのに役立ちます。プロジェクトの課題、ツール、重要なトピックに関するプロジェクトチームの認識を評価し、ベストプラクティスやイネーブルメントリソースで構成される個別の推奨事項を提供します。

詳細については、以下の情報シートをご覧ください。

CQC for Technical Performance Optimization は、データベースのスループットを最適化することに重点を置いています

CQC for Upgrade は、お客様の SAP システムリリースアップグレードの準備期間に行うと最も効果的です。システムが最適に準備されます。技術的な問題が発生する前に対応することで、SAP ソリューションが新しいソフトウェア環境においても効率的に稼働を続けることができるよう支援いたします。

CQC SAP Upgrade Assessment は、お客様のコア SAP システムの詳細な技術分析を実施して、計画プロセスをサポートします。

改善サービス

SAP Modification Justification Check は、SAP 標準機能や SAP 拡張フレームワークを利用して SAP ソースコードのモディフィケーションを回避する方法について、専門的なアドバイスを提供します。

SAP Custom Code Maintainability Check は、将来のアップグレードの容易性と保守性の観点から、お客様のカスタム開発プロジェクトの品質を評価します。

その他のサービス

SAP Enterprise Support Setup サービスは、ソフトウェアサイクルをより効率的に管理していくために役立つ SAP Enterprise Support の各サービスをお客様にご紹介し、ご理解いただくオリエンテーションの役割を果たします。

カスタマーインサイトダッシュボード

カスタマーインサイトダッシュボードは、SAP for Me に開発されたレポートアプリケーションで、サポート契約やデプロイメントタイプを問わず、ご利用中の SAP ソリューション全体の概要をパーソナライズ可能なレポートで把握することができます。

このレポートツールでは、サポート関連データ、製品ポートフォリオ、リニューアル、サポート契約、システムランドスケープ、ケースなどの履歴を分析します。カスタマイズとフィルターの各オプションを使って、ニーズに応じたセルフサービスレポートを作成できます。

カスタマーインサイトダッシュボードは、SAP Enterprise Supportレポートコックピットの機能を引き継ぎます。(2024 年 7 月に終了)

最新情報は SAP Community ログをご覧ください。

: カスタマーインサイトダッシュボードの開発は段階的に進められます。最新のステータスについては、カスタマーインサイトダッシュボードページをご確認ください。

SAP Cloud Services Onboarding セッションの目的は、SAP Cloud 導入プロジェクトをプロアクティブに管理するための主要な資産およびツールの概要を把握することです。

注記: 現時点では、このセッションは SAP Customer Experience および SAP Spend Management and Business Network のみで利用できます。その他のソリューションについては、Onboarding Resource Centers ページを参照してください。