SAP Solution Manager 7.2 のプロセス

統合モデル

SAP Solution Manager 7.2 は、1 つのビジネスプロセスランドスケープでビジネスと IT の整合性を確立する最新の統合プラットフォームです。ビジネス価値、ビジネスモデル、運用モデル、そして IT を基盤とするソリューションに対する共通認識を形成することで「IT が果たす役割」を促進します。詳細については、管理の概要統合モデルをご参照ください。

ビジネス上の要求との完全な整合性を保ちながら、SAP および SAP 以外のソリューションに対して「IT が果たす役割」を管理するために、SAP Solution Manager 7.2 では 4 つの主要バリューチェーンをサポートしています。各バリューチェーンは次のプロセス(機能分野)によってサポートされます。

  • ポートフォリオからプロジェクトまで (P2P) - プロジェクトのポートフォリオを推進し、ビジネスイニシアチブおよびそのビジネス価値と IT のキャパシティ、スキル、スケジュールとの間でバランスをとる
  • 要件定義から実装まで (R2D) - ビジネスニーズ、必要な時期を確定し、ビジネス成果を測定する
  • 検出から修正まで (D2C) - 本稼動の問題を予測および解決する
  • 依頼から履行まで (R2F) - サービスのカタログを作成し、依頼し、履行する

プロセス

アジャイルアプリケーションライフサイクル管理において、SAP Solution Manager は要件、アーキテクチャー、設計、アプリケーション開発、品質、テスト、監視、アラート、保守、変更、プロジェクト、アップグレード、リリースを効率的に管理するプロセス(機能分野)を提供します。SAP Solution Manager の最新リリース 7.2 は、お客様のデジタル変革への取り組みを強力に支援し、SAP S/4HANA および SAP HANA のライフサイクル全体をサポートします。*

4 つの主要バリューチェーンに沿って構成されたプロセスの専門知識については、SAP Solution Manager エキスパートナレッジ Wiki をご参照ください。

*SAP のお客様には、サポートサービスの一環として、SAP Solution Manager のプロセスを使用する権利が付与されます。このプロセスにより、サポートライフサイクル全体を通じて、プロジェクトとソリューションがサポートされます。SAP Enterprise Support またはプレミアムサポートエンゲージメントをご契約のお客様には、SAP Solution Manager のすべての機能と、組み込まれた SAP ツールを使用する権利が付与されます。一方、SAP Standard Support をご契約のお客様は、 使用権に制限があります。

SAP ソリューションの監視、アラート、分析、および管理に関するすべての機能を意味します。SAP Solution Manager の運用に関わるすべての側面をカバーする事前定義済みのコンテンツと一元化されたツールによって、お客様の総所有コスト (TCO) を削減することができます。

アプリケーション運用には、システム監視、統合監視、ユーザー監視の機能が含まれています。さらに、分析とダッシュボード機能、技術管理とガイドプロシージャ、障害原因分析と例外管理のサポートも提供します。  

学習

このコンポーネントには、すべてのシステムおよびコンポーネントで生産性の高いコアビジネスプロセス運用をサポートするツールと機能が用意されています。ビジネスプロセスとインターフェースの監視、ビジネスプロセス改善、データ整合性管理、ジョブスケジュール管理の各分野で、コアビジネスプロセスを会社の優先事項に従って実行し、ソリューションの運用コストを適切なレベルに維持することができます。

学習

データボリューム管理 (DVM) では、システムランドスケープ内のデータ量を監視します。DVM ワークセンターを使用して、ランドスケープ内のデータベースのサイズとデータ量を抑えることで、総運用コストを大幅に削減できます。DVM ワークセンターには、1 つまたは複数のシステムランドスケープにおけるデータ量の変動の詳細が表示されます。このワークセンターは、SAP Business Information Warehouse (BW) システムを基盤としており、ランドスケープに基づいてデータの統合表示を提供します。

学習

このプロセスでは、システムランドスケープ内の変更を包括的なワークフローで統制します。変更依頼を登録し、必要に応じて編集し、変更を実装します。技術スタックとアプリケーションコンポーネントに対して変更統制管理作業を実行できます。変更統制管理機能には SAP Solution Manager ラウンチパッドからアクセスできます。  

変更統制管理コンポーネントは、移送/修正システム、拡張移送/修正システム、移送分析、変更診断、デュアルランドスケープ同期(レトロフィット)、クオリティゲート管理、変更依頼管理、リリース管理の各機能で構成されます。 

学習


知識とスキル習得に役立つ学習コンテンツについては、SAP Enterprise Support Academy
にアクセスするか、SAP Training カタログでコースとカリキュラムをご予約下さい。

カスタムコード管理では、要件定義から廃止までのカスタム開発のライフサイクル全体を監視および管理するために使用するすべての機能に一元的にアクセスできます。カスタムコード管理の最適化と効率化には、カスタムコードの透明性を確保することが欠かせません。これにより、継続的にカスタム開発を最適化し、実装を監視し、使用状況と品質を追跡できます。

学習

このプロセスは、一元的なメッセージ管理と処理を提供します。SAP Customer Relationship Management (SAP CRM) の統合により、IT サービス管理ではメッセージにかかわるすべての関係者に連絡することができます。これには、従業員、顧客、コンサルタント、サポートスタッフなど、システムランドスケープまたは会社のソリューションのすべてのユーザーが含まれます。IT サービス管理では、外部ヘルプデスクへの接続や、サービス接続のセットアップが可能です。IT システムランドスケープに SAP ソリューションが含まれている場合は、SAP サービス & サポートにアクセスできます。

変更統制管理コンポーネントは、IT サービス管理、変更依頼管理、サードパーティープロバイダーのヘルプデスクのインターフェース、Global Service & Support バックボーンの機能で構成されます。

学習

ランドスケープ管理とは、さまざまなツールを実行する IT ランドスケープ内のプロセスを表します。
ランドスケープ運用の基盤となる IT ランドスケープに関する情報と、SAP を中心としたソリューションの変更計画に関する情報を提供します。また、お客様が既存のランドスケープを有効活用して適切に管理しながら、新しいインストレーション、サポートパッケージや SAP enhancement package の適用、システムアップグレード、あるいは SAP S/4HANA と SAP BW/4HANA への移行を通して、ランドスケープを進化させることができるよう支援します。

SAP Solution Manager のクラウドベースのメンテナンスプランナー では、SAP システムランドスケープのすべての変更を簡単かつ効率的に計画できます。
変更の計算はすべて、SAP Solution Manager のランドスケープ管理データベースによって提供される情報に基づいて行われます。メンテナンスプランナーの結果は、ソフトウェアロジスティクスツールセット(SL ツール)によって使用されます。

関連するプロセスはメンテナンスプランナーにユーティリティとして統合されています。

次の機能では、ランドスケープデータまたはメンテナンスプランナーの出力を使用します。


プロセス情報

学習

このプロセス管理では、お客様のビジネスプロセスを包括的な方法で管理できます。ビジネスと IT の両方の観点からプロセス、アプリケーション、システムランドスケープについて一箇所に記述できます。これにより、ビジネス文書とシステムの状況が常に同期された状態にできます。プロセスを記述するためのこの新しい包括的な方法として、SAP Solution Manager に 2 つの新しいアプリケーション「ソリューション管理」と「ソリューション文書化」が導入されました。  

「ソリューション管理」は、既存ソリューションに関する概要を提供し、ソリューションを照会および更新できます。また、新しいソリューションを登録および定義することもできます。管理者はこのアプリケーションを使用して、ソリューション文書化の環境をセットアップできます。  

「ソリューション文書化」は、ビジネスプロセスと関連する文書(テンプレート、導入、アップグレード、メンテナンスプロジェクト、ソリューションの統一化)の共通ディレクトリです。このアプリケーションは、ビジネスアナリスト、プロセスモデラー、機能コンサルタントなどのスペシャリストが使用できます。

学習

SAP Solution Manager は SAP Portfolio and Project Management (SAP PPM) のプロジェクト管理機能と統合されているため、たとえばプロジェクトの時間、リソース、ステータスなどを管理できます。プロジェクト管理は、ソリューション文書化、変更依頼管理、要件管理の各分野について統合されています。 

学習

システム間ビジネスプロセスに必要なテスト範囲を定義し、テストを一元的に管理し、テストを実行することができます。テスト管理は、テスト範囲の定義、テスト計画、テスト実行、本稼動環境への変更の移送で構成されます。

学習

知識とスキルの習得に役立つ学習コンテンツについては、 SAP Enterprise Support Academy にアクセスするか、SAP Training カタログでコースとカリキュラムをご予約ください。