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SAP EarlyWatch Alert は SAP システムの重要なシステム管理領域を分析する自動サービスです。重大な状況があることをアラートで通知し、パフォーマンスと安定性を向上させるための解決策を提供します。SAP EarlyWatch Alert Workspace より、アラートのチェックと表示を行うことができます。また、詳細な結果をレポート文書としてダウンロードすることもできます。
SAP EarlyWatch Alert は、お客様ソリューション内のすべての SAP コンポーネントに対して有効化されている場合に最も効果を発揮します。KPI とアラートの概要を週次でレポートします。SAP EarlyWatch Alert は SAP との保守契約に含まれているため、追加料金は必要ありません。SAP EarlyWatch Alert の利用は、他のリモートサービスを利用するための技術的な前提条件となっています。
技術的な事実、トレンド、実証済みの予測に基づく慎重な意思決定が可能です。システム内部情報の補完として EarlyWatch Alert を使用してください。
IT は今後アドホックなリスク軽減担当スペシャリスト養成への投資を減らし、予測分析を利用してビジネスダウンタイムを防止する方向へ投資を増やしていきます。
すべての業務システムに関する標準化されたリスク評価は、最も重大なサイバーリスクに対処し、システム保護を優先するために鍵となる要素です。EarlyWatch Alert セキュリティアラートは、貴重な情報源となります。
ハイブリッドアーキテクチャーを活用するには、ソリューションランドスケープ全体にわたって技術的リスクを完全に可視化する必要があります。EarlyWatch Alert Workspace は、包括的なランドスケープの把握に役立ちます。
標準化と自動化で IT の複雑さを緩和すると 、IT 運用コストが削減され競合の優位性を得ることができます。EarlyWatch Alert は完全な自動サービスであり、お客様の保守契約に含まれています。
以下の EarlyWatch Alert アプリケーションを利用するには:
SAP for Me を開き、[Service and Support]に移動して、Diagnostics, Reporting & Analytics]タブを選択します。すべてのアプリケーションが 1 カ所にまとめて表示されます。
SAP for Me から SAP EarlyWatch Alert Workspaceを起動します。
*SAP for Me を開くには、S ユーザーが必要です。
システム、カスタマー、製品などで適宜検索結果を絞り込みます。
SAP EarlyWatch Alert 情報に簡単にアクセスするには、SAP EarlyWatch Alert Workspace をお使いください。 このクラウドサービスは、SAP for Me の中のタイルで利用できます。このワークスペースは中心となるランディングページであり、システムランドスケープ全体の安定性、構成、ハードウェアの使用状況、およびパフォーマンスの概要を包括的に把握できます。また、データベース増加率、SAP HANA の CPU およびメモリーの使用状況、応答時間など、時系列に沿った長期間の KPI の詳細を確認できます。サービスアラートと推奨事項に対してのグローバル検索により、ランドスケープの状況を改善するためのタスクリストをより効率的に入手できます。
利用には正規の S ユーザーが必要です。具体的には、カスタマー番号レベルで「Service Reports & Feedback」権限を持つ正規 S ユーザーが必要となります。SAP ONE Support Launchpad または SAP for Me の権限は、お客様側のユーザー管理者によって割り当てられます (SAP Note 1996168 および ユーザー、権限、および管理者についてをご参照ください)。VAR については、SAP Note 2627899 もご覧ください。
SAP EarlyWatch Solution Finder で、システムランドスケープ内のすべてのアラートの概要が重大度別にソートされて表示されます。すべてのアラートを対象に、任意の検索用語と影響を受けるシステムで、全文検索を行うことができます。検索結果には、アラート(重大度別にソート)、SAP の推奨事項と追加情報が表示されます。また、各アラートについて、その影響を受けるすべてのシステムが表示され、システムを選択すると SAP EarlyWatch Alert レポート内の関連する段落が表示されます。
最近実行されたすべてのシステムの SAP EarlyWatch Alert レポートの評価が表示されます。発生する可能性がある問題を解決するための推奨事項の詳細情報を確認できます。また、このレポートを Microsoft Word 文書としてダウンロードできます。
SAP EarlyWatch Alert レポートの内容に基づき、ユーザー数とデータベースサイズで並べ替えた上位 10 システムが表示されます。このチャートでは通常、ERP システムは上半分(ユーザー数が多く、DB サイズが中程度)に位置し、BW システムは右下(ユーザー数が少なく、DB サイズが大きい)の位置に表示されます。システムを表す点をクリックすると SAP EarlyWatch Alert ダッシュボードに移動し、最も重要なシステム KPI (例えば、システムのデータベースレベルまたはアプリケーションサーバーレベルのKPI)が表示されます。ドリルダウンすると、データベースサイズ増加、SAP HANA の CPU およびメモリーの使用状況、応答時間など、時系列に沿った長期間の KPI の状況を確認できます。
システムの長期平均と比較し、現在の週の応答時間偏差が大きい上位 10 システムが表示されます。表示される値は、それぞれのシステムに最も関連性の高いタスクタイプに基づいています。これにより、パフォーマンスの問題の兆候を示すシステムを簡単に特定できます。
OData コール数と平均 OData コール時間に基づき、Fiori/UI5 アプリを実行する上位 10 システムが表示されます。このチャート上の点の色は、OData コールの平均応答時間の傾向を示しており、点をクリックすると SAP EarlyWatch Alert ダッシュボードに移動して、OData サービス要求の詳細が表示されます。
SAP HANA インデックスサーバーで消費される HANA メモリーを分析および予測します。インデックスサーバーはメモリー消費に関連する最も重要なコンポーネントで、定期的に監視する必要があります。このアプリの目的は、メモリー消費量を予測し、メモリーが不足する可能性のある将来の期間を示すことです。限界に達する時点の予測を含め、有効な割り当て制限に到達しつつあるインデックスサーバーについての概要を把握できます。
SAP EarlyWatch Alert サービスで、SAP HANA テーブル(およびテーブルパーティション)のエントリー数を分析および予測します。テーブルは、パーティションごとに 20 億行(正確には 2 の 31 乗である 2,147,483,648)に制限されています。そのため、テーブル行がこの制限値に近づくと、テーブルに応じた対処が必要になります。このアプリを使用して、限度に到達する時期の予測、平均の項目化、最良ケースと最悪ケースのシナリオなど、限度に近づいているテーブルの概要を取得します。デフォルトでは、それまでのすべての計測に基づいた予測になります。
番号範囲とは、ほとんどの場合、連続した番号のグループのことです。番号範囲は ABAP アプリケーションサーバーが提供し、SAPオブジェクトに対して作成される一意の ID です。番号範囲は多様な SAP ビジネスアプリケーションで使用されています。番号範囲を超過したり、番号が使い果たされる前に対処できるように、番号範囲オブジェクトを監視する必要があります。このアプリでは、クリティカルな番号範囲オブジェクトと、限度に到達するまでの予測時間をソートして表示します。
セキュリティアラートが存在するシステムの数を表示するカードであり、合計、およびカテゴリ/評価別の詳細の両方が示されます。すべてのセキュリティアラートカテゴリについて、赤色のアラートのあるシステム、黄色のアラートのあるシステム、アラートなしのシステムの数を確認できます。システムごとに直近のレポートのアラートのみを表示したり(新規アラート)、過去の 1 つ以上のレポートで繰り返し発生したアラートを表示したり(すべてのアラート)するオプションも利用できます。
SAP が提供する「SAP EarlyWatch for SAP EarlyWatch Workspace」サービスを利用すれば、SAP EarlyWatch ワークスペースで SAP ソリューションランドスケープのリスクや重大なアラートを評価したり、予測的評価を行ったりする方法を理解して実行できます。IT チームが EarlyWatch Alert のデータと推奨事項に基づき、レポート中の推奨事項に従って対策を導入すれば、ビジネスに重大な影響を及ぼすような事態を回避することができます。
このサービスは、プレミアムエンゲージメント(SAP MaxAttention、SAP Active Attention、SAP ActiveEmbedded)で利用できます。詳細は、プレミアムエンゲージメントのフロントオフィスチームまでお問い合わせください。
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